音源
Songs
吉備津神社 宮内踊り
キビツジンジャ ミヤウチオドリ
歌詞
Lyrics
ハァー 私の生まれはアラ 西国の
これより西なる その西の
吉備津の里の者なるぞ
ボタン ボタンと鳴る太鼓
私の耳にはきくの花
太鼓の音に浮かされて
かくは 参上 つかまつる アラヨイヨイヨイ
ハァー ここは名題の備中吉備津
宮内踊りの誕生地
そもそも踊りのその源は
音に名高き アラ 千両役者
その名も 三桝の 大五郎
ハァー 京や 浪花にアラ 劣らぬ程の
情緒ゆかしき 芸どころ
さすが たんちょの その振り付けは
言うに優しい 手のさばき
ハァー 吉備の中山 アラ 月影さえて
老も若きも 皆集い
五穀豊穣と無事息災を
吉備津の宮の大神様に
祈りながらに踊りましょ
ハァー さあさ踊ろよ アラ 太鼓の音も
踊ろ踊ろと鳴り渡る
踊ろ踊ろと鳴り響く
ハァー さてこんせきはアラ こんばんは
御当所 吉備津の盆踊り
踊り子様への御愛想に
語る 文句の一筋は
吉備津の由来の物語
アラアラ 読み上げつかまつる
ハァー頃の昔のアラ 大昔
百済の国より 渡り来し
鬼は岩屋に陣かまえ
我が日の本を奪わんと
中国すじより荒らしけり
ハァー 時に 吉備津のアラ 大神様は
臣下を引き連れ 西山 さして
岩を楯にと 築かれて
しばし 弓矢の合戦は
たけし つかざる 祈りからに
岩山様のみおしえに
二矢しこめし アラ 一本は
矢食いのお宮にゃ名をとどめ
ハァー 後に残りし アリャ くだ矢にて
鬼はまなこをつぶしけり
血吸いの川に 鯉とかし
くだるを おのれ アリャ にがさじと
飛ぶ鳥落とす勢いは
うとなる神にゃ 生け捕られ
これより御国はおさまりぬ
ハァー かかる勲は今の世の
御代の春風かんばしく
花ぞ 咲きます 世は万歳と
千代や八千代の玉椿
細谷川の 末永く
守りたもうぞ ありがたき
「宮内おどりの縁起をよんだもの」
ハァー 備中吉備津のアラ大神さまは
世にもとどろくお釜殿
四道将軍いさおの花は
殊にかむばし御一方
ハァー かたき岩屋のアラ鬼の城郭も
つよき弓矢に射落され
鬼を平らげ御代万歳と
凱旋祝を基として
ハァー むかし千両のアラ役者が振りを
つけし踊りの手をかえず
松と杉との神垣さびて
槍舞台のお庭草
ハァー 日本一なるアラ吉備団子より
宮内おどり名も売れて
常にかせぎて祭りの娯楽
老若男女の差別なく
ハァー 末をはるかにアラ細谷川と
渡る浮世の丸木橋
二つ拍子が吉備中山に
ひびく太鼓の音高し
基本情報
Metadata
| 伝承地 | 岡山市北区吉備津 吉備津神社 |
|---|---|
| 伝承者 | 宮内踊り保存会、小林修一 |
| 年代 | 2025/11 |
| 録音者 | 新見民謡アーカイブス |
| メモ | 吉備津神社 |
解説
Commentary
吉備津神社で岡山県岡山市北区ので毎年7月31日の夜に奉納される、江戸時代(1750年代)から続く伝統的な盆踊りです。吉備津神社の門前町で栄た宮内の芝居興行に訪れた花形歌舞伎役者「三舛大五郎」が振付し、この地の芸者衆に踊らせたのが始まりと言われる。浴衣姿で優雅に舞う姿が特徴で、県の重要無形民俗文化財に指定されています。
歌舞伎の「六法」の動作を取り入れた、手足と体を大きく使う雅な振付が特徴です。