
哲西の特徴
About the Tessei

新⾒市⻄部のなだらかな⾼原地帯。広島県庄原市東條との境。
2005年新⾒市への合併前は哲⻄町。哲⻄町⽂化財保護委員会、哲⻄⺠俗研究会があり、郷⼟史・⽂化へのあくなき探究⼼を保つ。
哲⻄⺠俗研究会より1955年から発刊の郷⼟⺠俗誌「やたべ」は、加藤英朗会⻑の元、現在も50刊以上続いている。
民謡の特徴
Features of Folk Songs
アーカイブスの中で⼀番⾳源数が多い⼟地。その⼤半が、哲⻄⺠俗研究会員の名越軍治⽒によるもの。彼が郵便局員として働かれる傍ら、1953年よりオープンリールテープに録りためたものが中⼼になった。また彼の研究をまとめ、旧町教育員会より発⾏された「哲⻄の⺠謡」(73年)「哲⻄の童謡」(74年)「哲⻄の⺠謡追録」(97年)は、アーカイブスの編纂において⼤いに参考にさせていただいた。
「哲⻄の太⿎⽥植え」で有名。2008年3⽉に岡⼭県の重要無形⺠俗⽂化財に指定された。盆踊りは備後地⽅の影響も⾒られ、共通の曲⽬を持つ。どちらの⺠謡も地元の保存団体により現在も活動され、⽂化の継承に務められている。
この地域を通る芸備線(新⾒市の備中神代駅から広島県広島市の広島駅に⾄るJR⻄⽇本の鉄道路線)は利⽤者の減少により、主に備中神代駅-備後庄原駅間の存廃を検討。JR⻄⽇本は3年以内を⽬安にその⽅針をまとめるとされている。