カテゴリーについて

Category

新⾒⺠謡アーカイブスでは、⼀般的に使われている⺠謡分類法などを参考に、アーカイブした⾳源をより分かりやすく皆様にご紹介できるよう、独⾃に分類項⽬を考案しました。

本アーカイブスでは、⺠謡に該当する⾳源以外も保存対象とし、それぞれカテゴリーを設けました。

⺠謡に関するものは、「労作歌」「労作歌/⽥植え唄」「盆踊り」「⾏事歌」「儀式歌」「神楽歌」に⼤きく分けました。

また、そうではないものを「童唄」「⼦守唄」「数え歌」「旧町村の歌」「和太⿎」「⾳の記憶」に分け、「インタビュー」項⽬を加えました。

民謡に分類されるもの

What Counts as Folk Songs

労作歌

仕事にまつわる歌です。新⾒市にはかつて沢⼭の職種があり、職⼈がいました。そのほとんどは仕事中に歌われ、集団作業の場合はそのような⾳楽が必要不可⽋でした。機械のない時代、最も効率的に飽きずに息を合わせられるか、先⼈たちは考えだしたのでしょう。そこには「祝い」や「祝福」、つらい労働への「ねぎらい」、または職⼈としての「誇り」なども歌われます。

労作歌/⽥植え唄

⽥植え唄に関しては儀式性が⾼く、信仰歌として物語り性があります。純粋な労作の歌と分類しにくい内容ですが、本サイトでは労作歌の中の特別項⽬とさせて頂きました。

盆踊り

東⻄と南北に⾛る街道が⼗字に交わる場所にある新⾒には、地域によりその⺠謡の影響も変わります。この⼟地で古くから踊られてきた盆踊りは、そのような⽐較をする上でとても役にたつ項⽬です。

⾏事歌

⼀年を通して様々な⾏事で歌われるものを項⽬化しました。「⾏事歌」と「儀式歌」の違いも曖昧ですが、ここでは「祝詞」や「祈り」、または神事の舞などと関係の薄いものを分類しました。千屋⽜追い歌に関しては、⽜の供養⽥植えとの繋がりを考慮して、こちらにカテゴライズしました。

儀式歌

歌⾃体に儀式性があったり、舞の儀式的な⾏為と繋がるものを分類しました。また「祝⾔節」など冠婚葬祭に関するような歌もこちらにおさめました。

神楽歌

備中神楽の中で歌われていた歌、⼜は神楽から発⽣し、その影響の強いものを分類しました。

民謡に分類されないもの

What Does Counts as Folk Songs

童歌

かつて⼦供たちが歌っていた歌です。全国的に歌われていたものも、ローカルなものもあり、その数は多いです。「童歌」項⽬内にさらに「⼿まり歌」「⻤ごっこ歌」「数え歌」などに分けました。名越軍治さんの発表された「哲⻄の童唄」を⼿本に。

⼦守唄

⼤⼈が⼦供に聞かせる歌です。また⾳源元の⺠謡調査でそのようにカテゴライズされているもの。

数え歌

⼤⼈の楽しみとしての数え歌です。「忠⾂蔵」をはじめ、世の中にはたくさんの数え歌がありました。中には⼤変⻑い歌もあり、改めて歌い⼿さん達の記憶⼒に感服します。

旧町村の歌

度重なる合併以前に、旧町村で歌われていたご当地ソングをアーカイブしました。

新⾒市合併の経緯

1954年阿哲郡新⾒町・上市町・⽯蟹郷村・草間村・熊⾕村・菅⽣村・豊永村・美穀村が新設合併し、新⾒市が発⾜しました。

1955年阿哲郡千屋村を編⼊合併しました。

2005年新⾒市・阿哲郡⼤佐町・神郷町・哲多町・哲⻄町の1市4町が新設合併し、新たに新⾒市が発⾜しました。

和太⿎

ゆずりは太⿎は、約400年前、新⾒にあった「ゆずりは城」にちなんで名付けられた。阿新地⽅に伝わる神楽や盆踊りのリズムを組み込んでアレンジし、創作したものである。

⾳の記憶

昔の創作⺠謡、ご当地ソング、廃校になった学校の校歌、軍歌、浄瑠璃、落語、懐かしいラジオ放送、芸備線開通時に流⾏った歌など。昔の新⾒を感じさせてくれるものをここに収集しました。

インタビュー

アーカイブ⾳源の中には、インタビューや雑談を挟むものもあり、重要だと思われるものや、内容を楽しめるものを抜粋しました。

⾳源編集時、よくそれらの雑談に⽿を傾けました。録⾳時の雰囲気がとてもよく伝わります。永遠と雑談をしてなかなか歌い出されない⽅や、途中で歌詞を忘れてはにかんだり、冗談を⾔って笑い合う⽅々。宴会場のようにガヤガヤして、みなさん飲み⾷いしながら楽しそうな⾳源もありました。(もちろん雑⾳だらけで、歌のじゃまになっていたり、インタビューに割り込んだり、隣で別の話を始めたりという聞き苦しい箇所もありました。もちろんその聞き苦しさにも味があるのですが。)

中には労作歌についての真⾯⽬なインタビューもあり、その内容は労作歌を歌う職⼈の⽣活を知れる⾁声として、とても貴重でありました。

Not Found 楽曲が再生されるのを待っています #新見 #盆踊り
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