音源

Songs

鯨歌「祝え目出度」山口県長門市通(かよい)

くじらうた「いわえめでた」

鯨歌「朝のめざめ」山口県長門市通(かよい)

くじらうた「あさのめざめ」

歌詞

Lyrics

祝え目出度(大唄一番)

祝え目出度のヨイサー 若松様よサーイヨーサア
枝も栄える ヨイヤサー 葉もしげる
ソリャー 竹になりたや ヨイヤサー 薬師の竹に
通栄える ヨイヤサー しるし竹よ
ソリャ 納屋のろくろにゃ ヨイヤー 網くりかけて
大せみ巻くのにゃ ヨイヤサー ひまもない
ソリャ 子持ち巻くのにゃ ヨイヤサー ひまもない
とかく通はヨイヤサーしやわせじゃ
三国一じゃ網に今年は大魚しょ ヨカホエ

※しやわせ = しあわせ

基本情報

Metadata

伝承地山口県長門市通(かよい)
伝承者長門通鯨歌保存会

解説

Commentary

通鯨唄

通浦の鯨唄は、江戶時代から明治末期まで続いた鯨組の納屋場作業や、宴席で歌い継がれて来た労働歌であり、また祝い歌でもあった。

藩政時代には、元旦に住吉神社拝殿において歌い初める儀式歌でもあったが、現代ではもっぱら祝儀歌として、結婚式や上棟式、船おろし等の宴席で歌われる習慣となり、しかもその場合、一座の⻑老が先ず歌ってから一同の者が歌うというほどの格式をもっている。

歌う場合の態様は、鯨太鼓(締太鼓)二基を中心に円座をつくり、頭には赤い鉢巻を締め、両手をすり合わせながら合掌する形で歌うしきたりとなっている。

歌詞も多様で、⻄海捕鯨の方言もまじっているとも言われ、当地方との交流の一端がうかがわれるということである。

大唄一、二、三番をはじめ、「朝の目覚」、「今年や幸せ」、「あの杯に」、「思うことはかなう」、「年のはじめ」、「姿節(すがたぶし)」等の曲目が伝えられており、通浦住⺠の中に深く根を下ろしている。
「⻑州・北浦捕鯨のあらまし」より

Not Found 楽曲が再生されるのを待っています #新見 #盆踊り
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