音源
Songs
横田踊りー山づくし「お夏子女郎ー苅萱道心と石童丸」島根県仁多郡奥出雲町横田
よこたおどりーやまずくし「おなつこじょろう・かるかやどうしんといしどうまる」
横田踊りー山づくし島根県仁多郡奥出雲町横田
よこたおどりーやまずくし
歌詞
Lyrics
囃⼦「あ、よい、よい」「やん、はとなー、やん、はとなーえ」
こらよいとなの⼀つえ
わしがナ⼀⼨出て、座付けをしましょ
アーあらさ、こらさの囃⼦を頼む
わしがナ⾳頭を、たとえてみれば
アー⽵の丸橋、さし下駄はいて
とろりナとろりと、渡るがような
アー渡りかけては、落ちるかしらぬ
落ちたナところは、踊り⼦さまよ
アーあらさこらさの囃⼦をたのむ
囃⼦ナなけらにゃ、⾳頭がとれぬ
アーあらさこらさの囃⼦をたのむ
⾳頭ナなけらにゃ、踊りができぬ
アー下⼿な向上を⽌めおきまして
さんさこれから、本路にかかる
アー今度、近江の⽯⼭寺に
ぼたんナ畑のまんなかほどに
アーお夏⼦⼥郎が、この地に遊ぶ
そこえナ旅⼈、ちょいと通りかけ
アーこの⼦良い⼦だ、良い器量育ち
もちとこの⼦が、成⼈すれば
アーふみの⼀字も、読みたいものだ
そこでナお夏が申さるようには
アー背は細そうても、⾺⿅にはさるな
⼭椒ナ胡椒は、ちいそうても⾟い
アー針は細そうても、飲まれはせまい
こがたな
いしのナ⼩⼑⾝は細そけれど
アー絹(あや)も裁たれる、どんすも切れる
あれをナ⾒なされ、あの蔦かずら
アーそこえ森⽊に、カラスが⽌まる
こえたナ⼩枝にゃ、⼩⿃が⽌まる
アー沖の⼩⾈も、帆かけりゃ⾛る
そこでナ旅⼈、理に打ち負けて
アーあなた家宅(やたく)は、どちらでござる
そこでナお夏が、申さるようには
アー⼀丁下がれし、より⼆丁下がる
三丁ナ下がれし、四丁⽬の家宅
アー四⽅⽩壁、総⽯垣の
これがナお夏の、家宅でござる
アー物が問いたきゃ、こちらへござれ 哀れなるかや⽯堂丸は
アー⽗を尋ねて、⾼野へ登る
⺟はふもとの、⽟屋ヶ茶屋に
アーここにござれと、預けておいて 預けナおくのは、いたわしけれど
アーすぐにその⾝は、⾼野へのぼる 九⼗九万の、おん寺でらを
アー尋ね⾏けども、⾏⽅は知れず
少し下がりし、無明の橋で
アー親のかるかや、和尚さまに
ちことさばりし、⾐の袖に
アー申す僧さま、和尚さまよ
⽥舎ナ昇るの若道⼼が
アー⾛りこんだとうわさに聞くが
教え下され 和尚様よ
アーそこで和尚が申さるようには
広いナ⾼野で⼈たずねるに
アーそして尋ねて会われはすまい
道のナ辻辻、この橋づめや
アーいやと思わば⾼札、落とせ
そこでナ⽯堂が申さるように
アーわしは我が⼿じゃ、筆よう書かぬ 書いて下され、和尚様よ
アーそこで和尚が、申さるよには
ここはナ無明の橋中なれば
アー筆に事⽋く、硯紙(やたし)も持たぬ 少し下がれば、お茶屋がござる
アー急ぎまもなく、お茶屋となりて ゆうてナ⽯堂はつれ帰られる
アーたまとすずりをちょっと借り出して ごめんこうては、亭主に頼む
アー右の御⼿(おんて)に筆すみそめて じゃ⾹ナからすみ、はやしり流す
アーちごや書くぞや、委細(いさい)を話せ 委細わからにゃ書かれもせまい
アー左御⼿に、⾼札さげて
そこでナ⽯堂が申さるようには
アー国を名乗るも恥ずかしけれど
国をナはるばる、ちくしの国の
アー松⽥郡の、城⼾が町で
城のナかかりが、こしたて⼭で
アー町のかがりが、⼤銀(おおぎん)町で 九⼗九万の、国主でござる
アー国の⼤名、⾔われたものだ
花のナ三⽉ 弥⽣の頃に
アー花のなぐさみなされる節に
⼀家ナ親類、皆集まりて
アー花の蕾は、散り振り逃げて
⽗のナ受けたる御(おん)さかづきに アー咲いた花おば、まだ散らざらん それを気にかけ、⾼野へ逃げる
アー⽗の御年しゃ、⼆⼗三歳でたた ⺟のナ御年しゃ⼗九の年で
アー姉の千代姫、ただ三歳よ
わしがナ体内、七⽉半で
アーそこで⽗様 書置きなさる
もしもこの⼦が、⼥の⼦なら
アーこもに包んで、⼦縄(こなわ)でしめて 前のナ⼩川へ、 どじょ取りやれよ アーもしもこの⼦が、男の⼦なら
蝶やナ花やで、育てておいて
アーお名をつければ、⽯堂丸と
それでナ我が名が、⽯堂でござる
アーゆうて和尚が、⼼の中で
こな⼦ナ我が⼦に、間違いないが
アー我が⼦名乗れば、しつけがたたぬ なんとしましょか、ここらでしやむ アー思いついたぞ、嘘ゆうてきかしょ お前ナ⽗様、⾝は果てしもた
アーお墓参れよ、⾹花(こうばな)たてよ 右のナ御⼿(おんて)に、線⾹さげて アー左御⼿に、⽔たがさげて
和尚(おんしょう)ナ⼿引きで⾝墓へまいる アーお前⽗様、⾝墓だおがめ
⽔をナまつれば、⾐にかかる
アーまたもまつれば、和尚にかかる ⾵も吹かぬに、この晴天に
アーこれがお前の、⽗様(ちちさま)だ まんだけあるかは、わしゃ知りません
アーどれもどなたも、踊り⼦様よ
ここらあたりでチョイとのたばこ
アーわたしゃ⽌めます、 この声かぎり
最後の終わり⼝説き
アーどれもどなたも、踊り⼦様よ。 もはやナ、夜更けとあいなりました アー⼜の御縁を袖ふりあわせ、もはやナやめますこの声かぎり
\基本情報
Metadata
| 伝承地 | 島根県仁多郡奥出雲町横田 |
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