労作歌
哲西
音源
Songs
唐臼挽歌
とううすひきうた
歌詞
Lyrics
○ころりころりと もーとーひーきゃーヨー済んだー
かしらびきから こーめーが出るー
○うすはひけひけひきゃこそ廻る
ひかで廻るが風車
○うすの軽さよ相手のよさよ
相手かわすなあすの夜も
○歌いなされようすもとさまよ
こちのお庭のいさむ程
「哲⻄の⺠謡」より
基本情報
Metadata
| 伝承地 | 哲西 |
|---|---|
| 伝承者 | 奥津隆子 |
| 録音者 | 名越軍治 |
| 詞型 | 7775 |
解説
Commentary
唐臼(とおす)は直径50cm、上臼、下臼の高さはそれぞれ30cm、臼のふちは竹籠に粘土を入れ、⻭はマキの木、心棒はカシの木で作った重い臼である。のち、改良されてマキの木の⻭は堅いゴム製に、ふちはトタン板、心棒は鉄などにかわり、上臼を軽くする様に工夫された。
この臼は籾から米を摺り出す道具で、どの家にもあったが昭和2年頃動力による籾摺機が入ってきたため、だんだん使われなくなり、昭和15年頃からはほとんど使わず、大きくてじゃまになるので、たいていこわされた。臼に取付けた(腕木)に、「カセ」の先をかけ、天井から綱で吊した握り棒(横木)につかまって挽く単調な仕事である。秋も更けた寒い夜、粉を挽く音に合せて歌う唐臼挽の歌は、毎晩12時過まで続いた。こうして1日に8俵ぐらいが挽かれた。
「哲⻄の⺠謡1」より
夜⻨搗きは、収穫後の⻨の穂を叩きつけて実を落とす⻨打ちをし、実の殻についた芒のぎ(針状の毛)を取ったあと、外皮を臼で搗いて剥ぐ作業である。この作業は夏の間、昼間の仕事を終えた夜に行われるものだった。⻨搗きは基本的には女性、特に未婚の女性や若いお嫁さんの仕事なのだが、大⻨は外皮が硬いので男たちも加勢して作業することから、夜⻨搗きは若い男女の出会いの場であった。
「⺠謡とは何か?」より