音源
Songs
一二三四みよの姉さん
いちにさんしみよのねえさん
歌詞
Lyrics
(明治25年1892頃)
ひいふうみいよう
みよの姉さん三人でざる
一でよいのがいち屋の娘
二でよいのがにい屋の娘
三でよいのが酒屋の娘
酒屋娘はだてこき娘
京で帯買うて大阪でくけて
くけたくけ目に七房八房
しゃんと結んで大阪に出たら
大阪若しゅにだきしめられて
そうしゃんすな帯が切れます
帯の切れたは大事はないが
わしの帯にはくどきがござる
くどきあるならくどいてみやれ
一にたちばな 二に庭桜
三に下り藤 四に獅子牡丹
五つ井山の千本桜
六つ紫桔梗に染めて
七つ南天 八つ山桜
九つ小梅をちらしに染めて
十で殿での葵の御紋
御紋どこ行きゃ油買い茶買い
茶買い山から谷底見れば
十二鳥で夜が明けた
愛知県に「一に橘二にかつばた 三に下り藤 四に獅子牡丹 五つい山の千本桜六つ紫桔梗に染めて 七つ南天 八つ山吹よ 九つ小梅は白茶に染めて 十で殿様葵の御紋」 というのがある。
これは元来 「紋どころ」 という手まり唄で、江戶を中心とする関東一帯から越後、東北の一部および広島を中心とした中国地方に流布していた数え歌で、 明治 35 年頃は「一に橘」 から手合わせ唄につかわれた。(町田嘉章、浅野建二編わらべうた)い山は飯山か、 一説によれば備中の井山ともいう。 井山は総社市の宝福寺ではないかと思って尋ねたところむかしは桜の名所であったらしく、 大正 4 年ころまでは八重桜の古木が十数本残っていたが、それも枯れてしまったという返事だった。「八つ山桜」は「八つ山吹」 に 「九つ小梅」は「九つこうめん」 と 「十で殿での葵の御紋」 は 「十で殿子に着せましょう」 というところもある。
「哲⻄の童歌」より
基本情報
Metadata
| 伝承地 | 哲西 |
|---|---|
| 伝承者 | 名越軍治 |
| 年代 | 1974 |
| 録音者 | 名越軍治 |
解説
Commentary
だて‐こき【伊達こき】
〘名詞〙(「こき」は、動詞「こく」の連用形の名詞化。体の外に出すことの意)服装をはでによそおい飾ることを好む人。だてをこく人。洒落者。
くけ‐ぬい〔‐ぬひ〕【絎縫い】
和裁で、布端を始末するときに、縫い目の糸が表から見えないようにする縫い方。耳ぐけ・三つ折りぐけなどがある。