
子守唄
大佐
音源
Songs
子守り歌文句のみ
こもりうた もんくのみ
歌詞
Lyrics
ねんねんころりや
おころりや
坊やは良い子だねんねしな
あの山こえて里超えて
里の土産に何もろた
でんでん太鼓に笙の笛
基本情報
Metadata
伝承地 | 大佐大井野 |
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伝承者 | 横張義雄 |
年代 | 1987~1988 |
録音者 | 門屋真二、立石憲利 |
解説
Commentary
唄:横張義雄さん
1911年大佐町大井野で生まれる。全国⺠謡を歌われ、尺八も演奏されていた。
子供を眠らせたり、あやしたりするときに歌う子守り唄は、他のわらべ唄に比べ奥備中では数が少ない。またその内容も、子守り女の哀愁を歌ったものよりむしろ、ユーモアに富んだものがほとんどである。
ねんねんねんねんねんさんせ
坊やが寝たまにバブ(餅)ついて
赤いヨーヨーにおおわして(註)子牛の意。
里へ里へやったらば
里のみやげになにもろた
でんでん太鼓に笙の笛
だれにやるゆうてもろてきた
坊やにやるゆてもろてきたねんねんねんねん ねずみどの
あなたのお屋敷どこじゃいな
大阪天満橋のした
タ(ゆん)ベとぼした油をば
ねぶろうと思うて出かけたら
猫というやつ悪いやつ
ねずみの首すじひっくわえ
やれいた チューチューと
泣いたげな(新見市新見旧家中)
「奥備中の⺠謡」より