音源

Songs

胴突歌

どうつきうた

歌詞

Lyrics

調子ぅそろえてどんどとやればナ
ソリャどんどとやればナ
ソリャいかな大名も立ち止まる
おもしろや

庭じゃ餅ぅ搗く中の間じゃご将棋ナ
ソリャ中の間じゃご将棋ナ
ソリャ倉の二階じゃかねはかる
おもしろや
こちのお背戶のみょうがやふきはナ
ソリャみょうがやふきはナ
ソリャみょうがめでたいふき繁昌
おもしろや

注 普請の最後、屋根棟の中通しを掛矢や槌で
叩いてしめるとき、下の者が酒を飲みながら
歌う。それにあわせて叩いてしめる。

「岡山県緊急⺠謡報告書」より

基本情報

Metadata

伝承地大佐大井野
年代1987~1988
録音者門屋真二、立石憲利
詞型77755

解説

Commentary

地しめを「さんようづき」ともいった。いまの建築は土台になるところを、掘り起してグリ石を敷きつめ、バイブレーザーという動力機械で堅めた上に、コンクリートを流し込んで作るが、むかしは土台となる部分に小石を並べ、これを地中に突き入れて堅めた。これが地しめである。

「地しめ歌」はこの時歌われた。重さ40kgのまるいみかげ石を金輪でしばり、金輪から何本かの引き繩を出し、その端を握って石をひっぱりあげては落す。現在東城町で子供たちがおこなっている「亥の子つき」と同じ要領である。

また、溜め池の土手を改修する「堤普請」(はがねつけ)にも使われる。
「哲⻄の⺠謡1」より


別名:胴突き唄(どうつき)

特に大黑柱をつく時、あるいはこの柱に連結すべき大桁、又は下棟などをつくときは、酒を飲み、特に元気よくつく。新見では餅つきの時にもこの胴突き歌の節を歌詞を変えて歌った。

「庭で餅搗きや、中の間で碁将棋、二階座敷で、金はかる、面白や。
こちのお主は、團子か餅か、餅は餅だか、金持ちだ、面白や。
搗けど、はたけど、餅をえぬ、どこのお臓の、底積みか、面白や。」
「阿哲群誌下」より

現在でも新見北部の千屋蓬神社では、当屋譲りの儀式の後、盃を交わしながらこの歌を祝い歌として歌う風習が残る。

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