音源

Songs

からすかん三郎

からすかんさぶろう

歌詞

Lyrics

からすからすかん三郎
親のおんをわすれたか



基本情報

Metadata

伝承地大佐大井野
伝承者佐藤二三江
年代1987~1988
録音者門屋真二、立石憲利

解説

Commentary

夕焼け空の彼方を、ねぐら目指してカラスたちが飛んで行く。そのような情景をうたった類の歌である。『古今童謡』でも「おばか家か焼けるやら 空のはらが赤いぞ」と空の夕焼けを火事で焼ける赤さに例えている。この連想の手法は近年の収録でも変わっていない。連想力もまた継承されているのである。江戶時代に鳥取藩士の野間義学の集めた『古今童謡』にも次のように採録されている。

からす からす かめんじよ
おばか家か焼けるやら 空のはらが赤いぞ
早う行って水かけ 水かけ

八頭郡若桜町大野でも、

からす からす 勘三郎
あっちの山は火事だ
生まれたとこを忘れんな
(伝承者:大正5年生)

とあり、鳥取市河原町国英山手でも、

からす からす 勘三郎
オジの家が焼けよるぞ
早ういんで 水をかけ 肥をかけ ホーイ ホイ
(伝承者:明治35年生)

このようになっており、全国的に同類はうたわれていたのである。

酒井董美(ただよし)先生(元鳥取短期大学教授・口承文芸研究者)
WEB鳥取県立博物館データベースより

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